13世紀、フィレンツェの街でアルノ川に橋を架けるということは、町の発展を促すために導入された都市計画的意図であった。カライア橋は、Via
d' Serragli(ヴィア・デ・セラーギ)がアルノ川に突き当たるところに、1218年から1220年にかけて架けられた橋である。これは、有名なサンタ・トリニタ橋の一つ下流の位置にあたる。
サンタ・トリニタ橋がありながら、なぜこの橋を造ったのか。まず、この橋ができることでセラーギ通りを通じて直接、オルトラルノ平野(フィレンツェのアルノ川左岸の地域)に達することができ、さらにPisa(ピサ)からSigna(シーニャ)に至る河川の物資の流れをスムーズにし、San
Frediano門への道も結ぶことになるからであった。
カライア橋が完成したことにより、セラーギ通りが発達し、1224年には、San
Pancrezio地域を通る大通りである、La Vigna Nuovaが開通し、この2つの通りを結ぶ重要な橋となった。
Il Ponte alla Carraiaを訳すと「馬車道における橋」という意味になるが、これは、先にも述べたように、この場所がフィレンツェの交通において、大変重要な位置にあったことを示しているのではないだろうか。
その後カライア橋は、1334年から1337年の間に再建された。最近の推定によると、このデザインは、Giotto(ジオット)によるものではないかと言われている。そしてこのデザインは、有名なヴェッキオ橋をはじめとする、他の多くの橋を再建する際に、モデルとされたようである。
【データ】[完成]1220年(1337年再建)
【最寄り駅】
【周辺の名所】ルチェライ宮殿,コルシーニ宮殿
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