作成方法・・・ PDFファイルを作成するには、Distiller を使用します。(PDFWriter は使用しないでください。)
作成方法にはいくつか方法がありますが、一般的な方法を示します。
(OSによって、画面が異なる場合があります。ここでは MacOS9.0 を使用しています。)
(より詳細な解説はAcrobatのヘルプ、 またはアドビシステム社のサポートページを参照してください。)
<操作手順>
(2)ジョブオプション(フォントの埋め込み、解像度)、セキュリティの設定
(1) Apple talk の使用設定
PDFファイルを作成する前に、AppleTalkを使用する設定をします。
1.[アップル]メニューから[セレクタ]を開き、AdobePS のアイコンを選択します。
AppleTalk が「不使用」の場合は、必ず、「使用」にしてください。
2.セレクタを閉じます。その際に、
「現在使用できるプリンタを変更しています。開いているすべてのアプリケーションで“用紙設定...”を
選んで設定し直してください。」というメッセージダイアログボックスが表示された場合は、
「OK」をクリックしてください。
(2) ジョブオプション(フォントの埋め込み、解像度)、セキュリティの設定
フォントの埋め込み設定を下記に示します。(Windowsと同じです。)
1.Adobe Distiller4.0を起動します。
下記画面が起動しますので、「ジョブオプション」欄を「CJKScreenOptimized」にします。
2.[設定]−[ジョブオプション]を指定します。
3.「一般」タブで、「互換性のある形式」欄を「Acrobat4.0」にします。
4.[圧縮]タブは、通常はデフォルトのままで構いませんが、
PDFファイルを作成した時に文章中の画像が不鮮明になった場合、
このタブでカラービットマップ画像、グレースケールビットマップ画像の
リサンプル解像度を上げてからPDFを作成します。
但し、解像度を上げますとファイルサイズが大きくなります。2MB以内になるように調節して下さい。
(カラービットマップ画像144dpi、グレースケールビットマップ画像144程度から試して下さい。)
5.「フォント」タブで「すべてのフォントを埋め込む」をチェックし、[OK]ボタンを押します。
6.ファイル名が”CJSKScreenOptimaized(1)”となりますがそのまま[保存]ボタンを押してかまいません。
しかし、”ファイル名が長すぎます。”というメッセージが出るかもしれません。その場合ファイル名をお好きな名前に変更して下さい。
(ここでは、名前を”CJKSc_Op(1)”で保存しました。)
7.「ジョブオプション」欄が「CJKSc_Op(1)」となっていることを確認します。
8.次に[設定]から[セキュリティ]を指定します。
9.セキュリティ設定がされてないことを確認して[OK]ボタンを押して下さい。
下記の入力項目、チェックBoxを入力、チェックしないで下さい。
10.[ファイル]の[終了]で終了します。
(3) PDFファイルの作成
PDFファイル作成にはいくつかの方法がありますが、一般的な方法を下記に記します。
1.PDFに変換したいドキュメントを開きます。
次に[ファイル]−[用紙設定]を指定します。
2.「ページ属性」の「プリンタ:」欄を「Acrobat PDF」に指定して、[OK]ボタンを押します。
3.「PostScriptオプション」の「プリントオプション:」欄の各項目を全てOFFにして[OK]ボタンを押します。
4.次に[ファイル]-[プリント]を指定します。
「一般設定」の「プリンタ:」欄が「AcrobatPDF」になっていることを確認し、「出力先:」欄を「ファイル」に指定します。
次に[Distill]ボタンを押します。
5.文書名と保存先を指定して[保存]ボタンを押します。
これで、PostScriptファイルが保存され、自動的にDistillerが起動してPDFへ変換します。
PDFファイルの格納場所は、上記で保存先に指定したフォルダに格納されます。
(4) PDFファイル作成後の確認
1.作成されたPDFファイルで開き方の注意点があります。
[ファイル]から[文書情報]-[開き方の設定]を指定します。
2.ここで、「初期表示」欄の「ページのみ」をチェックします。他の項目はデフォルトで構いません。
「ウインドウオプション」欄「ユーザインターフェイスオプション」欄のチェックBoxはチェックしないで下さい。
設定しましたら[OK]ボタンを押します。
3.次に文章にパスワード設定されていないかチェックします。
[ファイル]から[文書情報]-[セキュリティ]を指定します。
4.文書パスワード、セキュリティパスワードが「いいえ」となっているか確認して下さい。
「いいえ」となっていない場合、パスワードを外してからPDFを作成しなおして下さい。((2)参照)